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呼吸器疾患

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呼吸器疾患とは

呼吸器疾患とは、呼吸にかかわる臓器である呼吸器の疾患の総称のことをいいます。空気が通過する器官が気道で、鼻腔、口腔から咽頭、喉頭を経て気管、気管支、細気管支、肺、肺膜までを差します。
気管や気管支に起こるおもな病気には、次のようなものがあります。

循環器科の症状

  • 咳や痰が続く。
  • 発熱。
  • 息切れ。
  • 喘息((ヒューヒュー、ゼイゼイ)による息苦しさ)
  • 胸痛。
  • 血痰。
  • いびき(睡眠時の無呼吸)

循環器の主な病名

  • 気管支喘息
  • COPD(閉塞性肺疾患)(肺気腫・慢性気管支炎)
  • 肺癌
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 過換気症候群
  • 気管支炎
  • 肺炎

気管支喘息

気管支喘息は、特異反応(特異なアレルギー反応)によって気管・気管支粘膜に慢性炎症を起こしている状態です。
この炎症状態をできるだけ軽くしておくことが治療の上で重要です。
喘息発作は気管・気管支の筋肉が痙攣を起こして気管・気管支が細くなり、息が吐き難くなる状態です。
呼気に伴う喘鳴(ぜいめい)、呼吸困難、分泌物(痰)の増加がみられ、大発作の結果死に至ることもあり、未だに毎年喘息死の患者さんが後を絶ちません。
現代医学では、根本的な喘息の治療法はありませんが、喘息発作を起こさないように抑えておくことは可能です。
発作を防ぐためには、発作が起きていない普段の状態から服薬など、継続したケアが必要になります。
発作が治まっていることは、病気が治癒したこととは違います。
お子様や、大事な方を喘息で失わないためにも、発作のない時から手当をして発作を起こさないように努めて下さい。

COPD(閉塞性肺疾患)(肺気腫・慢性気管支炎)

日本の死因の第1位は悪性新生物(癌)であり、その中でも肺癌の割合が最も大きく占めています。
その理由は肺癌は治療が難しく、治しにくい癌だからです。
現在、癌は遺伝子に何らかの異常が起こることにより発生する、と考えられています。
つまり遺伝子に傷や歪みができることにより、制御不能な異常な細胞集団が増殖したものが癌と呼ばれます。
遺伝子に傷をつける原因(発ガン物質)としては、加齢や生活習慣が重要視されています。
肺癌発生には、喫煙と大きな関係があることはよく知られています。
様々な発癌物質により、遺伝子に何段階にも傷がつき、次第にガン細胞が誕生するのです。
肺癌を予防するためにまず、喫煙者であれば、禁煙をすることです。

いびき・睡眠時無呼吸症候群

いびきの発生源は上顎の奥にある口蓋垂および軟口蓋周囲の粘膜であり、睡眠中の呼吸に伴い過剰に振動するために独特な音が発生します。その原因は、就寝中に鼻がつまることによる口呼吸や、扁桃腺肥大、肥満などによる口峡部の狭小化、あるいは上気道全般の狭窄です。
いびきは、気道の狭窄により音が発生するもので、長期間いびきが続くと換気低下が起こるため、呼吸機能、血液循環機能に影響がでてきます。
さらに一番の問題は、「いびきをかく人の多くは睡眠時無呼吸を伴っている」ということです。

過換気症候群

この病気は、急に息が苦しくなって、動悸、頻脈、めまい、手足のしびれなどの発作を繰り返すもので、ストレスや不安が関係しています。特定の病気というよりも、ある状態像を意味し、いろいろな病気が原因で過換気発作(過呼吸発作)を起こします。
夜間、救急車で搬送される人の約30%が、この過換気発作によるものといわれています。
発作自体は、30~60分程度で自然に軽快しますが、「死ぬのではないか」という不安の強い人では数時間続くこともあります。発症のメカニズムは、不安、恐怖がきっかけとなって、過剰換気を起こすと、血液中の二酸化炭素が呼気中に多く排出され、血液のpHがアルカリ性に傾きます。これを呼吸性アルカローシスといいます。
この状態になると、上記のような症状が出現します。若い女性に多く、パニック障害でも過換気の発作を起こすことがあります。

気管支炎

咳や痰を主体とする病気ですが、経過から急性と慢性とに分けています。
急性気管支炎では、かぜなどに引き続いて起こり、治療により比較的短時間のうちに治るのが普通です。
しかし中には、なかなか治らない方もいます。こういう方に漢方治療を行うと、あっさり解決してしまうことも多いのです。
また、慢性になると、西洋医学でもそうですが、漢方治療でも簡単にはいかないのですが、中には、思わぬ効果を発揮することもめずらしくありません。しかも呼吸器症状ばかりでなく、全身状態の改善を伴うことが多いので、漢方治療を大いに試みるとよいと思います。

肺炎

風邪は、鼻や喉、気管支が侵されて鼻水が出たり咳が出たりします。
一方肺炎は、肺が侵される病気です。風邪はウイルスが原因で起こるのに対し、肺炎の場合は、風邪のウイルスをはじめ、 細菌、誤嚥などの様々な原因で起こってしまいます。

しかし、私たち素人が、風邪なのか肺炎なのかの判断をつけることは困難です。
風邪の原因になるウイルスが体内で生存するのはせいぜい3日前後。
仮に高熱が出たり咳、鼻水が出ても、一番ひどいピーク時は3日前後ではありませんか?
インフルエンザウイルスでも5日前後です。このことから、3~5日たっても咳がひどく、熱も下がらないのであれば肺炎を疑ってください。

肺炎の症状

肺炎の症状は、初期であれば風邪と見分けがつかないかもしれません。
以下の症状があって、徐々に強く出てくるようであれば、肺炎の疑いがありますので病院でX線検査を受ける必要があります。

  1. 高熱(38度以上)が続く。
  2. 咳が激しかったり、タンが膿状になって止まらない。
  3. タンが透明ではなく、黄色や緑色になってきた。
  4. すぐ息が切れる・息苦しくて睡眠を妨げられる。
  5. 呼吸や脈拍が増加する。
  6. 咳き込むと胸に痛みを感じる。

これらの他に、変な汗をかくようになったり、顔色が悪い、食欲不振などが挙げられます。
こういった症状があるからといって、必ずしも肺炎とは限りません。
気管支炎の場合もあります。あくまでも、症状がおさまらず、治るどころか強くなってきているということを目安にしましょう。

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